こんにちは、ボットロジークリニックDX研究チームです。以前から業務効率化や集患力アップのために診療予約システムを導入する小児科クリニックも増えていましたが、新型コロナウイルスをきっかけに、その数はさらに増加の一方です。特に若い世代の来院が多い小児科クリニックと診療予約システムとの相性はよいでしょう。そこで今回は、診療予約システムの基本と小児科クリニック・病院におけるメリットや選び方などをご紹介していきます。診療予約システムとは診療予約システムとは、PCや携帯から24時間受付対応ができるITツールです。メーカーによって網羅範囲は異なりますが、自動案内ガイドで人員を割かずに説明できる、LINEとの連携で患者様のリピートを促すといった使い方ができます。一方、患者様の来院数や年齢層、クリニック・病院のオペレーションによっては不要になる場合もあります。小児科クリニック・病院で診療予約システムを導入するメリットでは、小児科クリニック・病院で診療予約システムを導入するメリットは何でしょうか。以下でクリニック・病院側と患者様側に分けてメリットをご紹介します。クリニック・病院側のメリットまずクリニック・病院側のメリットには大きく3つあります。ネットに使い慣れている若者層が使いやすく感じる待合室における小児の感染拡大防止につながる対象年齢の制限をかける、リマインドを設定するなどでキャンセル防止につながる診療予約システムを使用すると予約受付時はもちろん、予約変更・キャンセルなどもネット上で行えます。さらに待合室状況を可視化できるため、混雑状況を患者様が自ら判断して来院可能です。また年齢制限のある定期接種ワクチンなどの診療予約を間違えて取ってしまう場合や予約忘れを避けられます。リマインド機能がついている商品がおすすめです。患者様側のメリット次に、患者様側のメリットを4つご紹介します。※小児科クリニック・病院における患者様側とは、保護者である親御様と子どものご本人様の意味合いがあります。また「親御様がお子さんの予約を取る」ケースを前提にしております。以下すべて同様です。空き時間にいつでもオンライン予約ができる急な夜間の発熱でもAIが自動対応してくれる診察待ちのストレス軽減ができる予約忘れを軽減できる診療予約システムは24時間いつでもオンライン予約ができるので、すべてがひと段落した夜遅い時間や、会社に行く前の朝早い時間でも予約可能です。また夜間に発熱があるなどクリニック営業時間外で対応が困ったときに、チャットボット(AIによる自動操作でチャットができる機能)が医師の正しい情報を表示してくれます。また予約制にしていると待合室での混雑緩和になり、診察待ち時間やストレスが削減され、患者様満足度向上につながります。リマインド機能があれば、予約忘れを防止できて二度手間の回避も可能です。小児科に適した診療予約システム方式3選クリニック・病院側、患者様側双方のメリットを理解したところで、診療予約システム方式を3つご紹介します。診療予約システム方式とは、診療予約システムを使って予約管理をする時に必要な運用方法です。クリニック・病院側のオペレーションに合った予約方式を選ばないと、効率よく運用できません。以下で予約方式の特徴と自医院との適合性を確かめましょう。順番予約のみ順番予約とは、来院時に整理券を配ってモニターに待ち人数を表示させて、順番を約束させる予約方式です。主に銀行や市役所で採用されている方式です。クリニック・病院側と患者様側双方が待ち時間状況を把握できる、混雑していなければ当日対応ができるといったメリットがあります。発熱外来などの急患が多いクリニック・病院に向いています。時間帯予約のみ時間帯予約とは、ある一定の時間内に診療を行う約束をする予約方式で予約が必要です。11:00〜Aさん、12:00〜Bさんと決まった時間に約束するのではなく、11:00〜13:00で4名診るといった約束になります。幅を持たせている分、比較的柔軟な対応が可能です。また予約幅に対する対応人数が決まっているため、患者様が待合室で必要以上に待たなくてよくなります。1日に複数の患者様を診る診療科や、ワクチン接種・慢性疾患などで予約を立てやすい診療内容との相性がよいです。一方、機能の不十分な商品だとクリニック・病院のオペレーションにミスマッチが起きる可能性があるので、チェックしましょう。時間帯予約と順番予約の併用上記で解説した2つを併用している診療予約システムも存在します。急患の当日来院、慢性疾患の予約来院どちらにも対応可能です。また診療内容別や先生別で使い分けられます。例えば診療内容別で分ける場合、A診療は時間帯予約、B診療は順番予約、先生別で分ける場合、C先生は時間帯予約、D先生は順番予約といった形です。同じ先生が、同じ日時の中で時間帯予約と順番予約の併用はできません。また複雑になる分、商品が必要なオペレーションに対応しきれるのかの確認が不可欠です。小児科クリニック・病院が診療予約システムを選ぶ際のポイントほかにも診療予約システムを選ぶポイントがありますので、以下の表にまとめました。詳細は下記記事で紹介していますので、参考にしてください。クリニック・病院が最適な診療予約システムを選ぶために気をつけるべき項目7選!診療予約システム運用には認知が必要前述のように、診療予約システムは小児科クリニック・病院において、大いに活躍できるでしょう。しかし診療予約システムは導入して終わりではありません。適切に運用するためには、患者様側に認知をしていく必要があります。認知をする方法として、院内告知や院内掲示板、HPのほか、LINE公式アカウントがあります。特にLINE公式アカウントは認知以外にも、新規獲得やリピーターを増やす運用ができるうえに無料でさまざまな機能を使用可能なので、使わない理由はありません。小児科クリニック・病院でLINE公式アカウントを活用するメリット実際にLINE公式アカウントを活用する小児科クリニック・病院が増えています。その理由を以下で3つご紹介します。患者様の平均年齢が若くネット利用率が他診療科より高い小児科クリニック・病院に来院する患者様の9割以上がLINEを使用しているといわれています。すでに生活の一部と化しているLINEを使えると、患者様が小児科クリニックへ予約するハードルや来院するハードルを削減できる可能性が高まります。さらに電話予約では時間がかかったり、営業時間内に予約する必要があったりと忙しい世代には手間に感じてしまうわずらわしさもなくなります。多機能かつ分かりやすい情報発信ツールとしてのLINE例えば友だち登録をしてくれた患者様に対して個別メッセージを配信したり、全員に対して一斉配信をしたり、新規患者様を獲得するために不特定多数の方に対して情報発信を行えたりします。時流にあった動画配信も、LINE VOOMで可能です。さらに配信メッセージの開封率や閲覧数、動画の再生回数などのデータから分析して費用対効果を高めていきながら運用できます。これらLINE公式アカウントの機能は診療予約システムと連携が可能です。一方、製品によっては連携できない機能もあるので、使用したい機能は使えるのか確認してから購入しましょう。チャットボットを利用した24時間患者様対応小児科クリニック・病院でよくある課題が、夜間対応についてです。クリニックの営業時間外に、患者様が急に発熱や体調不良を起こした時に適切な処置を行えません。しかしチャットボットがあると、あらかじめ医師の正しい情報を蓄積させておけば24時間いつでも適切な情報にアクセス可能になり、一般的な処置方法を伝えられます。初めての子育てのご家庭であれば、なお担当クリニック・病院に対しての安心感が高まるでしょう。小児科クリニック・病院向けの診療予約システムなら「Nest診療」今回ご紹介したLINE公式アカウントと連携して個別配信、一斉配信、動画配信、データ収集を行う、チャットボットで24時間対応できるといったメリットはすべて「Nest診療」で実現可能です。なぜなら「Nest診療」は時間帯予約方式で、LINE公式アカウントとスムーズな連携を行っているためです。ほかにも、初めて診療予約システムを使用される方も安心して業務効率化や集患アップにつなげていただくために、電話やオンライン、音声ガイドを使用した導入〜運用までのサポート体制を充実させています。まとめクリニック・病院のさまざまな診療科の中でも、小児科はネットリテラシーの高い若者層の来院が多いため診療予約システムとの相性はよいです。今後ますますネット社会が普及する中、より便利なクリニック・病院が選ばれると考えられます。自医院の運用オペレーションにあった診療予約システムを選んで、業務効率化や集患アップにつなげた運用を行いましょう!クリニック経営の課題を解決するなら"Nest診療"株式会社ボットロジーは、医療機関向けにLINEを活用した予約管理システム「Nest診療」を提供しており、すでに500件以上の医療機関に導入いただいています。 「Technology Partner」として、医療機関の業務効率化と体験の向上に向けたソリューションの開発・提供を行い、課題解決をサポートしてまいります。診療の効率化や再診率の向上などのクリニック経営の課題をLINEを使って解決したいと考えている医療機関様は、ぜひ"Nest診療"をご検討ください。