はじめに飲食店や美容室のLINE公式アカウントのように、LINEを駆使して集患や予約の効率化を図っている医療機関が増えてきているように感じます。しかしながら、LINE公式アカウントは持っているものを、なかなか友達が増えず形だけになっている・より効果的な運用方法が知りたいなどの悩みを抱いているクリニックが弊社のクライアントにも多く存在します。したがって、今回はクリニックにおけるLINE公式アカウントのお悩みを一挙公開しその解決方法について紹介します。↓まず、LINE公式アカウントについて知りたい方はこちら[初心者向け】LINE公式アカウントとは?クリニック・病院向けに分かりやすく解説。なぜクリニックはLINE公式アカウントを導入する?飲食店や美容室をはじめ、多くの店舗で最近導入されているLINE公式アカウントですが、医療機関に導入した場合のメリットはご存じでしょうか?このセクションでは、LINE公式アカウント導入にあたるメリットをご紹介します。休診・代診情報の迅速な配信が可能に突発的な休診や代診の情報を患者に迅速に伝える必要があるが、従来の電話等の方法では手間がかかります。しかし、 LINE公式アカウントであれば、一斉に休診・代診情報を通知することで、迅速かつ効率的に情報を伝達することができます業務の効率化に繰り返し発生する問い合わせ対応や予約管理に多くの時間を奪われ、目の前の患者に向き合う余裕がないという悩みをよく聞きます。LINE公式アカウントの自動応答メッセージやリッチメニューといった機能を活用することで、LINE内で問い合わせに対応することができます。また、予約ボタンを設置することで、LINE内で予約業務を完結することができます("Nest診療"はLINE予約に特化した予約システムです。ご興味のある方はこちらをクリック)患者とのコミュニケーションの強化しばらく来院をしていない患者とのコミュニケーションはどうしても不足してしまい、信頼関係の構築が難しいといった話をよく聞きます。LINE公式アカウントを通じて、健康情報や病院の取り組みを定期的に発信することで、患者との信頼関係を深めることができます。LINE公式アカウント運用における注意点とは?ここまで、クリニックがLINE公式アカウントを運用するメリットを紹介してきました。しかし、医療機関は、飲食店や美容室などの一般的なお店と同様にLINE公式アカウントを運用すればいいわけではありません。というのも、医療の質の維持のために、厚生労働省によって発表された医療広告ガイドラインがあるからです。このセクションでは、LINE公式アカウントの運用にかかわる医療広告ガイドラインの内容を一部抜粋して紹介します。虚偽広告の禁止実際には存在しないサービスや効果を誇張して宣伝することは避けましょう。「法第6条の5第1項に規定する『虚偽の広告をしてはならない』比較優良広告の禁止他のクリニックや病院と比較して自院が優れている旨の広告は行わないようにしましょう。「法第6条の5第2項第1号に規定する『他の病院又は診療所と比較して優良である旨の広告をしないこと』誇大広告の禁止実際のサービス内容以上に過大に宣伝することは避けましょう。「法第6条の5第2項第2号に規定する『誇大な広告』とは、必ずしも虚偽ではないが、施設の規模、人員配置、提供する医療の内容等について、事実を不当に誇張して表現していたり、人を誤認させる広告を意味するものであり、医療広告としては認められない。」体験談の使用制限患者の主観に基づく体験談を広告として使用する際には、誤解を与えないようにしましょう。省令第1条の9第1号に規定する『患者その他の者の主観又は伝聞に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談の広告をしてはならないこと』治療前後の写真の使用制限ビフォーアフター写真を使用する際は、治療内容やリスク、副作用等について詳細な説明を付けましょう。省令第1条の9第2号に規定する『治療等の内容又は効果について、患者等を誤認させるおそれがある治療等の前又は後の写真等の広告をしてはならないこと』これらの注意点は、医療広告ガイドラインにより定められているものであるため、すべての医療機関が確認しておく必要があります。また、必要に応じて医療広告ガイドラインを確認してください。LINE公式アカウント運用に抱える悩みを紹介最後に、LINE公式アカウントを利用した予約システム”Nest診療”のクライアントが、実際につまずいているポイントとその対策について紹介します。友だち数の増加が難しい原因LINE公式アカウントの存在が知られていない友達追加の必要性がない対策友だち追加広告を活用し、友だち追加を促進する受付やトイレなどにLINEQRコード付きポスターやアクリルスタンドを用意する。(Nest診療導入クリニックには、スターターキットとして無料提供)HPにLINE公式アカウントの導線を追加する。Webからの予約経路をLINEに統一することで、友達追加を促進する。アカウントがブロックされる原因情報発信の頻度が少なすぎる、または多すぎる友達でいる必要性がない対策メッセージ配信は、月に4〜5回(週に1回程度)行うホーム投稿は、月に7〜8記事(週に2記事程度)行う再診の予約をLINEから受け付けたり、ワクチン等の予約を受け付けたりと定期的にLINEから予約をする仕組みを作るLINEからリマインドメッセージを送ったり、Web問診を記入してもらったりするLINEで自動相談を始めたにもかかわらず、受付の電話が減らない原因患者の問い合わせに対して、LINE上で適切な応答ができないLINEで自動相談を始めたことを知らない、もしくはメリットを理解していない対策よくある質問や問い合わせ内容に基づいた自動応答メッセージを設定し、患者の利便性を向上させる。(”Nest診療"ではチャットボット機能により誰でも簡単に、複雑な自動応答機能を作成できます)HPの電話番号記載箇所に、LINE公式アカウントでの自動相談を開始した旨を伝え、「24時間いつでも相談可能」・「無料相談」等の文言を追記する効果的な分析と改善ができない原因配信内容やキャンペーンの効果を適切に分析できず、改善点が見つからない。対策LINE公式アカウントには、LINE Official Account Managerという分析ツールが準備されている。これを利用することで、メッセージの開封率や反応率を定期的にチェックし、改善点を見つけることが可能に。LINE公式アカウント運営に詳しい方に相談する(ご相談等があれば、LINEテクノロジーパートナーである”Nest診療”にお気軽にお問い合わせください)以上、代表的なつまずきポイントとその解決策を紹介しました。しかしながら、ほかにも様々なつまずきポイントが存在するのが現状です。何かご相談等ございましたら、お気軽にご相談ください。ご相談はこちらまとめクリニックのLINE公式アカウントは、情報配信や業務効率化、患者とのコミュニケーション向上に有効です。ただし、医療広告ガイドラインに基づく運用が求められ、友達数もなかなか増えないなどLINE公式アカウントを適切に運用するのは難しいのが現状です。必要に応じて、LINE社のHPやLINEコンサル等を利用するのがよいでしょう。クリニック経営の課題を解決するなら"Nest診療"株式会社ボットロジーは、医療機関向けにLINEを活用した予約管理システム「Nest診療」を提供しており、すでに500件以上の医療機関に導入いただいています。 「Technology Partner」として、医療機関の業務効率化と体験の向上に向けたソリューションの開発・提供を行い、課題解決をサポートしてまいります。 診療の効率化や再診率の向上などのクリニック経営の課題をLINEを使って解決したいと考えている医療機関様は、ぜひ"Nest診療"をご検討ください。