21世紀に入り、様々な業界で急速にDX化が進んでいます。医療業界もまた、厚生労働省をはじめとする機関を中心にDX化を進め、日々の業務負担軽減や患者様満足度の向上などを目指しています。https://www.mhlw.go.jp/stf/iryoudx.htmlなかでも、患者様の待合室での滞在時間を短縮することで、患者様満足度を上げることができるシステムがWeb問診です。本記事では医療DX製品の一つであるWeb問診についてご説明します。こちらの記事でWeb問診の概要をつかんでいただければと考えています。Web問診とはWeb問診とは、従来の紙の問診票に代わり、患者がウェブサイトやアプリを通じて自身の症状や病歴などを入力する仕組みのことです。患者様は、問診票の記入を自分のスマホからできるだけでなく、来院前にWebから行うことも可能になります。また、記入方法をいくつか準備することで、あらゆる方に問診票の記入を促すことができます。主な記入方法Web問診システムへの入力方法は、システムごとに以下から選択することが可能です。来院前にWebから入力受付後、待合室で自分のスマホから入力受付後、医院のタブレットから入力Web問診のメリット次に、Web問診を導入することのメリットを患者様目線と医療機関目線に分けて説明します。患者側のメリット問診票の事前記入より、待ち時間の短縮を実現チェックボックスといったUIが工夫されているため、紙の問診票より記入しやすいいつでもどこからでも気軽に記入可能医療機関側のメリット従来必要であった問診票の転記作業が不要に回答精度が高まることで、医師が患者の症状を正確に把握しやすくなる混雑緩和につながり、受付業務の負担が軽減以上のように、Web問診の導入は患者様と医療機関様の両方にとって良い影響があるといえるでしょう。Web問診の種類次に、Web問診システムの種類を説明します。Web問診には、AIが搭載されているものとそうでないもので2種類存在します。標準的なWeb問診医療機関様が事前に質問項目を設定し、それに従って患者様が回答する形式AI問診AIが患者様の症状に合わせて質問を自動生成し、それに従って患者様が回答する形式患者様の年代や診療科等によるWeb問診の立ち位置や重要性を考慮して、医療機関様に合うWeb問診を選ぶ必要があるといえます。Web問診を導入すべき医療機関とはWeb問診の導入は、以下のような医療機関に適していると考えられます。外来患者数が多い医療機関待ち時間の短縮につながり、患者様の満足度が向上受付業務の負担が軽減高齢者や認知症患者が多い医療機関患者様が自宅で時間をかけて記入できるため、病歴や症状が正確に把握可能複数の診療科を有する総合病院AI問診を導入すれば、適切な診療科を案内してくれるため、患者様の初期受診がスムーズにIT化が進んでいる医療機関電子カルテとの連携がスムーズで、業務効率化が期待できる以上の特徴のうち2つ以上にあてはまる医療機関様は、Web問診を導入することでより理想的な運営に近づけると考えられます。結論Web問診は、患者様と医療機関様の双方にメリットをもたらす一方で、システムの導入は医療機関の特性と患者層のニーズに応じて慎重に検討する必要があります。特に、インターネットに不慣れな患者層を持つ医療機関様では、Web問診とペーパー問診の併用など、運用の工夫が必要になることが予想されます。ぜひ、医療機関様の特性に合ったWeb問診システムの導入をご検討ください。クリニック経営の課題を解決するなら"Nest診療"株式会社ボットロジーは、医療機関向けにLINEを活用した予約管理システム「Nest診療」を提供しており、すでに500件以上の医療機関に導入いただいています。 「Technology Partner」として、医療機関の業務効率化と体験の向上に向けたソリューションの開発・提供を行い、課題解決をサポートしてまいります。診療の効率化や再診率の向上などのクリニック経営の課題をLINEを使って解決したいと考えている医療機関様は、ぜひ"Nest診療"をご検討ください。