医療DXの推進に伴い、レセコンを耳にしたことのない医療従事者は少ないのではないでしょうか。レセコンとは、レセプトコンピューターの略で、レセプト(診療報酬明細書)を作成するためのコンピューターソフトウェアを指します。皆さんは、このレセコンが具体的にどんな理想を実現してくれているのか知っていますか?今回のブログでは、レセコンとは何かについて述べていこうと思います。レセコンができることまず、レセコンを導入することでどのような恩恵を得られるのかについて説明します。診療内容の入力・保険点数の自動計算医師の診療内容をコンピューターに入力することで、それに応じた保険点数を自動かつ簡単に計算することができます。これにより、手書きのレセプトに比べるとミスや記入漏れが少なくなるといえます。入力データの確認入力したデータに誤りがないか確認する点検機能があります。例えば、算定ルールへの準拠、算定漏れ、傷病名と診療行為の整合性などをチェックします。これにより、ミスや記入漏れはもちろん、確認作業の属人化の解消につながります。レセプトの作成・請求点検済みのデータからレセプトを自動作成し、審査支払機関に請求します。これにより、担当者の業務を軽減することが可能になります。処方箋・診療明細書の発行診療内容に基づき、処方箋や患者への診療明細書を容易に発行できます。レセコンにより、従来は手作業で行っていた診療報酬請求業務を自動化・効率化でき、医療機関の業務負担を大幅に軽減できます。また、請求ミスを防ぐことで適正な診療報酬の確保にもつながります。レセコンを導入すべき医療機関とは?社会保険診療報酬支払基金によると、令和5年5月診療分での病院・診療所・調剤薬局におけるレセコンの利用率を96.3%とほぼすべての医療機関様がレセコンを導入していることがわかります。つまり、医療機関にとってレセコンは必須なシステムといえます。https://www.ssk.or.jp/tokeijoho/tokeijohorezept/tokeijohorezeptr05.files/seikyu0505.pdf特に以下の医療機関様には、レセコンの導入を推奨します。病院・診療所診療行為の入力と保険点数の自動計算により、レセプト作成業務が大幅に効率化受付から会計業務までを一元的に管理でき、業務の省力化電子カルテとの連携により、診療情報の二重入力が不要になり、ミスが低減調剤薬局処方箋の入力と調剤報酬の自動計算が可能お薬手帳や薬剤情報の管理に最適レセプト作成・請求業務の効率化介護施設介護報酬の請求業務がレセコンで自動化利用者の受付から会計業務までを一元管理が可能レセコンの導入は、医療・介護サービスの質の向上と適正な報酬確保につながるため、ほとんどの医療機関で不可欠となっているのが現状といえるでしょう。結論レセコンは診療報酬業務の効率化に必要不可欠なシステムです。しかし、一度レセコンシステムを導入すると、他のシステムに切り替えるのは困難になります。そのため、レセコンの導入は慎重に検討する必要があります。クリニック経営の課題を解決するなら"Nest診療"株式会社ボットロジーは、医療機関向けにLINEを活用した予約管理システム「Nest診療」を提供しており、すでに500件以上の医療機関に導入いただいています。 「Technology Partner」として、医療機関の業務効率化と体験の向上に向けたソリューションの開発・提供を行い、課題解決をサポートしてまいります。診療の効率化や再診率の向上などのクリニック経営の課題をLINEを使って解決したいと考えている医療機関様は、ぜひ"Nest診療"をご検討ください。